臨床心理士とは
「臨床心理士」資格は、こころの問題をひとりで抱えきれずに援助を必要としている人に臨床心理学の立場から専門的な援助を行うための資格です。少なくとも、大学院修士課程で臨床心理学を専攻し、そして(財)日本臨床心理士資格認定協会による資格審査試験に合格した者に資格が与えられます。合格者だけが「臨床心理士」と名乗ることができます。「名称独占資格」と呼ばれます。しかし、こころに関わる援助業務は、医師による医療行為とは異なり、資格をもつ者のみが行える業務ではありません。心理学的援助業務は「業務独占資格」ではないのです。
ネット上でも「心理カウンセラー」と称して業務を行っている人がたくさんおられます。「カウンセラー」という名称は誰が使用しても法的には何ら問題がないのが実情です。心理学的な見立ての訓練や医療機関との連携もないまま開業している人たちがいる現状はまさに憂慮すべき事態だと私は考えています。また、何ら倫理的基準を示さないまま行われる援助には、危惧の念を禁じえません。心理的援助を受けられるにあたっては、ご自分にとって安全で信頼の置ける援助者・援助機関に行き着けるよう、十分な情報をえられることをおすすめ致します。全てではないにしても、臨床心理士は「日本臨床心理士会」の倫理規定・職業規定に基づく心理的援助サービスであり、選択肢として説得力のある1つであると思います。そして、「北大阪こころのスペース」をその信頼できる選択肢の1つに加えて頂けるとありがたいです。
1つの基準として「臨床心理士」を選んで頂いた場合、その他の重要な選択基準の1つとして、どの様な立場から援助を行っているか、という問題が残されています。専門的に、どの様な背景をもった立場の臨床心理士であるかは、セラピーの技法にも大きな違いをもたらします。相性の問題と同様に重要な問題です。もし、時間的な余裕がおありなら、精神分析・来談者中心療法・認知療法・行動療法・家族療法等、主要な理論の概略をお知りになってから、治療者をお選びになるのも1つかと思います。こころに関する理論は、その正当性よりもあなたにとっての妥当性が一番重要なのです。「北大阪こころのスペース」では、基本的な人間観としてユングによる分析心理学および精神分析学を基本的な立場に据えています。しかし,セラピーの中では多様な現代の手法を用います。ユングやフロイトの時代にはなかった科学的知見はもちろん有用なものとして役立てます。認知心理学,発達心理学,神経科学等の視点は,心理療法の実践においても大いに役立ちます。現実と空想,身体と精神,内と外等,生きていく上での対立する側面を十分考慮して心理療法を進めようとしています。
(財)日本臨床心理士資格認定協会のHPではウェブ版「臨床心理士に出会うには」で臨床心理士を検索できるようにしています。北大阪こころのスペースも登録しています。料金や面接時間等については、最新の情報であるこのホームページをご参照下さい。なお、書籍版 「臨床心理士に出会うには」(日本臨床心理士会編集 創元社)では北大阪こころのスペースは旧称「広瀬分析心理スペース」として紹介されています。 deau
北大阪こころのスペース
地下鉄御堂筋線東三国駅より徒歩5分 JR新大阪駅より徒歩15分・東淀川駅より10分
photos here by (c)Tomo.Yun Thanks!!